東洋マークの技術

アートワーク・印刷

製品は、文字や記号が印刷されて初めて完成をみます。「モノ」として製品の善し悪しを左右する重要な工程です。だからこそ、お客様のニーズを素早く把握して、造り手の意志を製品に反映させなくてはなりません。そのために私たちができる精いっぱいのプランをご提案いたします。

 

分版作業:デザインを色ごとに分解します

01. アートワーク

お客様のご要望にあう製品を実現するために、頂いたデザインをIllustratorやPhotoshopを用いてグラフィック加工致します。アートワークでは、分版作業と補正作業を主に行います。

分版作業とは、お客様から頂いた様々な色で構成されるデザインを色ごとに分解する作業です。スクリーン印刷では、一色ごとの印刷となるため、デザインを一色ごとに分解をする必要があります。グラデーションのある製品や後ろから光を照らしてみるような製品の場合、単純に色に分解するだけでは、お客様の意図した製品には仕上がりません。当社が長年培ったノウハウ・経験をベースに専任の技術者が、お客様の要望にあった色を実現致します。

補正作業は、後工程で成形した際に、お客様の意図した立体的デザインとなるようにデザインに補正を行う作業です。成形では樹脂板が伸びることで立体化します。よく伸びる領域もあれば、あまり伸びない領域もあります。樹脂板の伸びを考慮し、2次元のデザインを加工し、意図した3次元の製品デザインを実現いたします。

 

 

02. スクリーン印刷

スクリーン印刷は、別名シルク印刷とも呼ばれ、孔版(こうはん)印刷の一種です。

孔版印刷は、版に穴をあけ、そこからインクを擦りつける印刷方式です。スクリーン印刷では、印刷に不要な個所を乳剤で固め、印刷したい箇所にのみ穴があいたスクリーン(版)を用います。この版の上にインクをのせ、スキージと呼ばれるゴムのヘラで版を擦ることでインクを下方へ押し出します。ことのき被印刷物を版の下側に配置させておくことで、版の穴から押し出されたインクが被印刷物にのり、版の穴に応じたデザインが転写されます。

一般的に普及しているインクジェット印刷と比較して、印刷した際のインキの膜厚が厚く、LED等の強い光が入る製品においても色飛びすることはありません。また、紙はもとより、ガラス・プラスチック・合成樹脂・金属・布等、ほとんどどのような素材にも印刷ができるという特徴があります。

≪スクリーン印刷のインクの重ね方≫

03. 特殊加飾

東洋マークでは、スクリーン印刷に加えて、箔・ラメ・ちぢみ・ミラー等、お客様のご要望に応じて特殊な加飾も対応可能です。これらの特殊加飾はインクの調合の際に施します。最適な割合等、これまで培ってきたインク造りのノウハウをベースに調合条件を調整し、お客様のご要望のデザインを実現いたします。

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